パーキンソン病
■ パーキンソン病とは
パーキンソン病とは、動きに関わる神経の働きが徐々に低下していくことで、 身体の動きにさまざまな変化が現れる疾患です。 動作がゆっくりになる、身体がこわばる、 手足が震える、バランスを崩しやすいといった特徴があります。 進行性の疾患ではありますが、 適切に身体を動かし続けることや、神経の働きを保つことが重要とされています。 日常動作の質を保つためにも、 継続的なケアと状態に応じた対応が求められます。
■ パーキンソン病で多いお悩み
- 筋固縮:全身の筋緊張が強い
- すくみ足:足が前に出ない
- ウェアリングオフ現象:薬の効果が持続しない
- 認知機能の低下:物忘れ・注意力の低下など
- 泌尿器障害:便秘・頻尿など
■ 当院の施術内容
当院では、状態に応じて以下の技法を組み合わせて実施しています。
- 三焦鍼法:神経機能へのアプローチ
- 神経近傍刺鍼:運動機能へのアプローチ
- 頭皮鍼:機能局在へのアプローチ
※回復を保証するものではありません。状態や経過には個人差があります。
データの見方について
治療後の有効率は、①中等度 > ②軽度 > ③重度の順に高いことがわかります。
中等度では治療前後で差が認められやすいと考えます。
重度では有効率が低い傾向にあるため、
早期から取り入れる方がよいことがわかります。
データの見方について
パーキンソン病の非運動性障害に対する鍼治療のデータになります。
全体的に、治療後は改善傾向が認められます。
とくに、有訴率の高いとされている「便秘」が改善傾向にあるため、症状緩和の可能性が高いと考えます。
三焦鍼法(さんしょうしんぽう)
中国で体系化された神経変性疾患に対する鍼治療法ですが、 抗加齢作用(アンチエイジング)も期待できます。 状態に応じて刺激量を調整しながら施術を行います。
頭皮鍼
頭部の特定部位へ刺激を行い、神経系への入力を整えることを目的とします。 状態に応じて施術範囲を調整します。
神経近傍刺鍼
解剖学的知識に基づき、神経近くへ安全にアプローチする技法です。 痛みや運動機能の状態に応じて施術を行います。
■ 当院の強み
- 鍼療法は、身体を整えていく自然な療法です。
薬物療法と併用をしても、多剤併用(ポリファーマシー)による副作用のリスクはありません。
副作用はほとんどなく、依存性が高いという報告もありません。 - 当院院長は、発祥である天津中医薬大学に4年間在籍し、第一附属病院での臨床研修も豊富に積んでいます。
開発者である韓景献教授の外来にも在籍し、直接指導を受けていました。
そのため、日本にいながら本場中国と同じ施術を受けることが出来ます。 - 歩行困難などで通院が難しい場合は、出張にて対応しています。
ご自宅で同様の施術を受けることが出来ます。 - 病状(軽度~重度)・病期(急性期~後遺症期)に合わせた適切な治療戦略によって、症状改善を目指します。
■ 通院の目安
院長コメント
橋口 知光
パーキンソン病は、発症から数年間は薬剤が比較的効きやすい「ハネムーン期」があるとされています。 そのため、将来的な変化に備え、早期から適切なケアを開始し、機能の維持を図ることが重要です。 また、ウェアリングオフなどの症状変動がみられる場合でも、状態に応じて鍼治療を併用することで、全体の安定につながる可能性があります。 吸収遅延が薬効変動に影響することが知られているため、消化機能の安定という視点も重要です。
※重症度や既往歴により頻度は調整します。
施術の目標と進め方
状態に応じて段階的に目標を設定し、無理のない範囲で進めていきます。
ステップ①:便秘などの症状を少しでも改善していく
ステップ②:生活の質を落とさないように状態を維持していく
ステップ③:調子のよい時間少しでも長く維持していく
※状態や状況により目標を調整します。
■ 関連記事
|
#0030:
パーキンソン病とパーキンソン症候群の違いと治療の考え方
|
|
#0006:
パーキンソン病に対する早期介入の重要性
|